Claude Fable 5 / 輸出規制 / 安全
米商務省の輸出規制解除で「Claude Fable 5」が復活──Anthropicが新安全分類器を導入
米商務省がAnthropicの最新AIモデル「Claude Fable 5」「Claude Mythos 5」への輸出規制を解除した。Fable 5は7月1日からClaude.aiやClaude Code、Claude Coworkなどでグローバルに提供を再開。Anthropicは新しい安全分類器を導入し、報告されたジェイルブレイク手法を99%超の割合でブロックする体制を整えた。
規制解除の経緯
Fable 5とMythos 5は6月9日にリリースされたが、6月12日に政府が輸出規制を適用した。これにより外国籍ユーザーへの提供制限が即日発効した一方、国籍をリアルタイムに確認する手段がなかったため、Anthropicは全ユーザー向けに提供を停止せざるを得なかった。
規制のきっかけは、Amazonの研究者がFable 5の安全機構を回避(ジェイルブレイク)し、ソフトウェア脆弱性の特定と悪用方法を示すコードの生成に成功したとする報告だった。この報告を受け、米商務省は国家安全保障上のリスクがあると判断し輸出規制を発動した。
Anthropicは検証の結果、同じ脆弱性の特定や悪用デモはGPT-5.5や旧世代のClaudeなど他のモデルでも再現でき、Fable 5固有の危険な能力が流出したわけではないと説明。この説明と新たな安全対策の導入を受け、米商務省は規制を解除した。
新しい安全分類器
Anthropicは報告されたジェイルブレイク手法を99%超の割合でブロックする新しい安全分類器を導入した。ブロックされたリクエストは自動的にClaude Opus 4.8に振り替えられる仕組みで、ユーザーは完全にサービスを利用できなくなるわけではない。
同社はAmazon、Microsoft、Googleなどと共同で、ジェイルブレイクの深刻度を評価する業界共通枠組みの策定にも着手。さらにHackerOne上でFable 5のジェイルブレイク報告を受け付けるバグ報奨金プログラムも開設している。
提供形態と利用制限
再開後のFable 5は、Pro/Max/Teamなどの有料プランで段階的に提供される。7月7日までは週次利用上限の最大50%までFable 5を利用可能で、以降は利用クレジット経由での提供に移行する。
Mythos 5についても同様に提供が再開されており、両モデルともにグローバルで利用可能な状態となっている。
本記事の情報源
本記事はITmedia PC USERの記事「米商務省の輸出規制解除を受け、Anthropicの「Claude Fable 5」が復活」をもとにclaudeguide.jpが編集・要約したものです。