Claude Code実践ガイド

Claude Codeのモデル選択|Fable・Opus・Sonnet・Haiku

Claude Codeでは /model でモデルを切り替えられます。そしてこの切り替えを覚えるかどうかで、体感の速さも、利用枠の持ちも、はっきり変わります。「常に最上位を使う」のは一見よさそうですが、実際には枠を早く使い切るだけで、作業の質はほとんど変わらない場面が多いからです。判断の基準を整理します。

このサイトは Anthropic や Claude の公式サイトではありません。Claudeの基本的な使い方、ChatGPTとの違い、文章作成・長文整理・仕事での活用を初心者向けに整理する非公式ガイドです。機能・料金・提供状況は変更される可能性があるため、重要な判断ではAnthropic公式情報も確認してください。

4つのモデルの性格

モデル位置づけClaude Codeで向く作業
Fable 5最上位。文章表現と深い思考に強い設計の相談、長文の執筆、難しい判断を含む作業
Opus 5高性能。長時間の自律作業を任せられるClaude Codeの主力。原因調査、大規模な修正、粘り強い作業
Sonnet 5高性能寄りをより軽いコストで日常の実装、定型的な修正、量をこなす作業
Haiku 4.5軽量・高速ファイル整理、単純な置換、短い確認作業

Claude Codeの用途では、Opusが主力、Sonnetが日常、Haikuが雑用という配分が実感に近いです。Fableは「書く」比重が高い作業で効きます。

切り替え方

起動中に /model と打つと、選択できるモデルの一覧が出ます。選ぶだけで以後の応答が切り替わります。会話の途中でも切り替えられるので、「調査は軽いモデル、実装は上位モデル」という使い分けが1つの会話の中でできます。

APIキーで使う場合はモデルIDで指定します(claude-opus-5claude-sonnet-5 など)。自動処理に組み込む場合の指定はAPIキーでの利用を参照してください。

選ぶ基準──「難しさ」ではなく「取り返しのつかなさ」

多くの人は「難しい作業だから上位モデル」と考えますが、実務ではもう1つの軸の方が役に立ちます。

作業の性質推奨理由
間違えても気づける・すぐ戻せる軽いモデル失敗のコストが低い。速度と枠のメリットが上回る
間違いに気づきにくい上位モデル静かに間違われるのが最も高くつく
判断が後続に影響する上位モデル設計・方針の決定は最初でやり直しが効かない
手数が多いだけ軽いモデル難しくはない。量の問題

たとえば「全ファイルの表記ゆれを統一する」は手数が多いだけなので軽いモデルで十分です。一方「この設計で進めていいか」は上位モデルに相談すべきです。作業量ではなく、間違いの発見しやすさで決めると外しません。

利用枠との関係

これが実務上いちばん効く話です。利用枠の消費は「メッセージ数」ではなく「処理した量」で決まり、モデルによって単価が大きく違います。

つまり、軽い作業に最上位モデルを使い続けると、作業の質は変わらないのに枠だけ早く尽きます。上限に当たって困っている人の多くは、プランが足りないのではなく配分を間違えています。プランを上げる前に /model の使い分けを試してください(利用枠の仕組み)。

速度そのものを上げたい場合は、モデルを落とす以外に高速モードという選択肢もあります。こちらはモデルを下げずに応答を速くする仕組みで、性格がまったく違います(高速モードの解説)。

実際の配分例

筆者が複数サイトの運用で使っている配分です。

  • 調査・現状把握──軽めのモデル。読んで報告させるだけなので差が出にくい
  • 実装・修正──主力モデル。ここが作業の中心
  • 方針の相談・記事の執筆──上位モデル。文章の質と判断が結果に直結する
  • 一括処理・置換・整理──軽量モデル。速度優先

コツは「作業の途中でも切り替える」ことです。1つの会話を最初から最後まで同じモデルで通す必要はありません。

バージョン番号の読み方

「Opus 5」「Sonnet 5」「Haiku 4.5」のように、名前と数字が組み合わさっています。名前が性格(大きさ・役割)、数字が世代です。世代が新しいほど、同じ名前でも性能が上がります。

そのため「Sonnetだから性能が低い」とは限りません。世代の新しいSonnetが、世代の古いOpusを上回ることは実際にあります。チャット版を含めたモデル全体の整理はモデル比較のページにまとめています。

FAQ

どのモデルが使えるかはプランで変わりますか?

変わります。上位モデルを日常的に使いたい場合は上位プランが前提になります。詳しくは料金ページと公式情報をご確認ください。

切り替えると会話の内容は失われますか?

失われません。同じ会話のまま、以後の応答するモデルが変わるだけです。

常に最上位を使ってはいけないのですか?

いけないわけではありません。ただし枠は早く減ります。上限に当たって困っているなら、まず配分の見直しが最も効果の大きい対処です。

モデル名が変わることはありますか?

あります。世代交代で新しいモデルが追加され、古いものが整理されることがあります。手元で選べる一覧は /model の表示が常に正解です。