Claude Code実践ガイド
Claude Codeのプランモード|計画を確認してから実行する
Claude Codeは頼めばすぐ作業を始めます。これは小さな修正では快適ですが、大きな変更では「気づいたら想定外の場所まで書き換えられていた」という事故につながります。プランモードは、AIがまず計画を提示して承認を待つ動作に切り替える機能です。切り替えはShift+Tabを押すだけで、使う場面さえ決めておけば事故はほぼなくなります。
このサイトは Anthropic や Claude の公式サイトではありません。Claudeの基本的な使い方、ChatGPTとの違い、文章作成・長文整理・仕事での活用を初心者向けに整理する非公式ガイドです。機能・料金・提供状況は変更される可能性があるため、重要な判断ではAnthropic公式情報も確認してください。
何が変わるのか
| 通常モード | プランモード | |
|---|---|---|
| 頼んだ直後 | 調べながら、すぐ編集を始める | 調べるが、編集はしない |
| 提示されるもの | 作業の経過と結果 | これから何をするかの計画 |
| 人がやること | 途中で気づいたら止める | 着手前に計画を読んで承認・修正する |
| 向く場面 | 小さな修正、調査、対話しながらの試行錯誤 | 大きな変更、初めて触るコード、消す作業 |
重要なのは、プランモードでも調査は行われることです。「何も進まない」わけではなく、ファイルを読んで現状を把握したうえで、具体的な計画が出てきます。判断材料が揃った状態で承認できます。
使うべき場面の目安
毎回プランモードにすると、小さな修正まで承認待ちになって面倒です。実際に運用して落ち着いた目安を挙げます。
- 触るファイルが10個を超えそうなとき──範囲の取り違えに着手前に気づけます
- 削除や移動を含むとき──取り消しにくい操作は必ず計画を見ます
- 初めて触るコードベースのとき──AIの理解が正しいかを、計画の内容から判断できます
- 指示が曖昧だと自覚しているとき──「いい感じに整理して」のような頼み方をした時ほど、計画段階でズレが露見します
- 本番に近い環境のとき──言うまでもありません
逆に、読むだけの調査、1ファイルの小さな修正、対話しながら方向を変えていく作業では通常モードの方が快適です。プランモードは安全装置であって、常時つけるものではありません。
計画が出てきたときの読み方
承認前に見るべきは、次の3点です。
- 対象範囲──触るファイルの一覧を見ます。想定していないファイルが混ざっていたら、そこで止めます。これだけで事故の大半が防げます
- やらないことが明示されているか──「◯◯には手を触れない」が書かれているかを見ます。書かれていなければ、承認時に条件として付け足します
- 前提の理解──計画の書き方から、AIがコードをどう理解しているかが読み取れます。理解が間違っていれば、計画も間違っています
計画が違うと感じたら、そのまま日本語で修正を伝えれば作り直されます。「この範囲は触らないで」「先にテストを書いてから」のような追加条件が、この段階なら安く入れられます。
実際に効いた場面
当サイトの改修でも、十数ページを一度に書き換える作業や、既存URLの構成を変える作業ではプランモードを使いました。特に効いたのは「対象ファイルの一覧を先に見る」という一点です。
実例として、既存ページの構成を整理する作業で、計画に想定していなかったページが含まれていたことがあります。通常モードなら書き換わってから気づく場面でした。承認前だったので、範囲を指定し直すだけで済んでいます。
大量のURLを統合する作業でも同じで、機械的に抽出した候補をそのまま実行させず、計画として一覧で確認してから進めました(その記録)。
他の安全策との組み合わせ
プランモードは単独で使うものではありません。3つの層で考えると設計が楽になります。
この3層があると、任せられる作業の規模が一段上がります。安全策は作業を遅くするためではなく、大きく任せるために置くものです。
AIガイド群
FAQ
切り替えはどうやりますか?
Shift+Tabで切り替わります。押すたびにモードが変わるので、現在どのモードかは画面表示で確認してください。
プランモードだと利用枠を余計に使いますか?
調査のぶんは消費します。ただしやり直しが減るぶん、結果的に節約になる場面も多いです。間違った方向に大きく作業してから戻すのが、最も消費が大きいパターンです。
計画を承認したあと、途中で止められますか?
止められます。Escで中断できます。ただし止めた時点までの変更は残るので、gitで戻せる状態は保っておいてください。
いつも通常モードで問題は起きていません
小さな作業が中心ならそれで構いません。任せる規模を上げたくなった時に思い出せばよい機能です。